自分へのご褒美に文庫本2冊

books150915

今日は人間ドックに行って来た。数日前、いや、数週間前からこの日が来るのが憂鬱だった。朝食抜きで電車に揺られるだけで何だか気分が悪くなった気がして、ますます憂鬱に。血液検査、心電図、レントゲン、腹部エコー、胃カメラ…全ての検査を終えた頃にはぐったり。しかし、特に悪い所は見つからなかったので、空腹だが帰りの足取りは軽い。

昼食も食べないまま、まずは本屋へ。

文庫の棚をあちこち移動して、選んだのが三浦しをん『秘密の花園』(新潮文庫)、伊藤礼『大東京ぐるぐる自転車』(ちくま文庫)の2冊。人間ドックを受診した自分へのご褒美だ。

新潮文庫を購入したからなのか、キュンタのしおりが貰えた。好きな色を選ぶように言われたので赤にした。

『秘密の花園』のピンク色の帯には「女子本」と大きく書かれている。一方、『大東京ぐるぐる自転車』の帯には「不死身のシニアサイクリスト、ペースメーカーを仕込み走行距離4万キロ!」とある。何だか対照的だ。

『秘密の花園』はいつか読もうと思っていて、ようやく買った。この前読んだ『私が語りはじめた彼は』も良かったし、最近私の中で三浦しをんブームなのだ。

『大東京ぐるぐる自転車』の表紙に描かれているDAHONの自転車、種類は違うが私の愛車もDAHONなので、思わず手に取った。人間ドックで体重の増加を指摘されたので最近ほったらかしてる自転車に乗ろうかと思っているのだが、まずはこの本を読んで68歳から自転車に乗り始めたという著者がどのように自転車を楽しんでいるのか、その自転車人生を覗かせてもらうつもり。解説が今読んでいる『野蛮な読書』の平松洋子さんというのも何か縁を感じた。

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