ストレートな愛の物語

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スーパーでふと目にして久しぶりにフルーチェを食べたくなった。何だか昔よりも味の種類が増えたなあと思いながらストロベリー×バナナを買った。夕食後に作ったのだけどなぜか上手く固まらなかった。箱の裏に書いてある作り方をちゃんと読まなかったせいだ。「1秒に2回の速さで」、「スプーンでとろりとするまで大きく混ぜます」とあるのにシャカシャカと素早く混ぜてしまったのだ。牛乳と混ぜるだけのはずなのに失敗するとは。

松岡圭祐『探偵の鑑定Ⅰ』(講談社文庫)とディー・レディー著、江國香織訳『あたしの一生 猫のダルシーの物語』(小学館文庫)を読んだ。

『探偵の鑑定Ⅰ』は期待通りの面白さでこんなに早く読んだらもったいないと思いつつページをめくる手を止められず一気読みしてしまった。私は「探偵の探偵」シリーズのファンで「万能鑑定士Q」シリーズは全く読んだことがなかったので楽しめるかどうか心配だったのだけれど、そんなの関係なく楽しめた。須磨と桐嶋の過去が明らかになり、それによって琴葉にスマ・リサーチで探偵として働くことへの迷いが生じる。玲奈と琴葉の関係が互いに依存しあう関係からそれぞれに独立した関係へと変化しつつあるのがちょっと寂しい。二人がどうなるのか『探偵の鑑定Ⅱ』の発売が待ちきれない。

『あたしの一生 猫のダルシーの物語』は江國さんの訳だからということで読んでみたいと思っていたのだけど、これがまたよかった。猫のダルシー目線で「あたし」(ダルシー)が「あたしの人間」(飼い主)と出会って別れるまでの17年と4カ月が描かれている。

こんなにストレートな愛の物語を読んだのはひさしぶりでした。ストレートで、強く、正確で、濃密な、愛の物語。
もし誰かをほんとうに愛する気なら、ダルシーのように生きる以外にないのではないか、と、思いました。

江國さんがあとがきに書いている、まさにそのままのストレートな愛の物語だった。ダルシーは迷うことなくまっすぐに、時に思いっきりわがままに「あたしの人間」に愛をぶつける。これが人間だったら重い女だとうんざりされそうだがダルシーは猫だから大丈夫。そんなダルシーには「私」ではなく「あたし」がピッタリだ。最後に別れがやってくるのはわかっていたのに涙が止まらなかった。素敵な愛の物語だった。そして、やはり私は江國さんが書く文章が好きだとしみじみ思った。

買った本

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文庫化されたら買おうと思っていた深緑野分『オーブランの少女』(創元推理文庫)を買った。実は作者の名前やタイトルではなく単行本の表紙のイラストで何となく覚えていたのだけど文庫の表紙が変わってあやうく気付かないところだった。

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