冬がはじまるよ

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寒くなってくるとつい口ずさんでしまうマッキーの『冬がはじまるよ』。

冬がはじまるよ ホラまた 僕の側で
すごくうれしそうに ビールを飲む横顔がいいね

アルコールが全くダメな私はすごくうれしそうにビールを飲めないのが悔しい。

坪内祐三の『三茶日記』(本の雑誌社)を読んだ。

坪内さんはとにかくたくさんの本を買い、そして読んでいる。この日記には、そんな坪内さんが読んだ本、買った本のエピソードが綴られている。

吉村昭の『私の文学漂流』(新潮文庫)で語られていたエピソードを思い出した。サラリーマン生活を続けながらようやく文芸誌に何本か作品が載りはじめた、若き日の吉村昭のもとに『週刊新潮』の編集者が訪れて来る。「黒い報告書」に時どき原稿を書いていただけないか、というのだ。吉村明は、編集者の呈示した破格の原稿料に耳を疑った。この話を引き受ければ、筆一本の生活が出来るかもしれない。だが、一瞬の躊躇ののち、吉村昭は、依頼を断る。そんな事をすれば筆が荒れてしまうから。のちにこの編集者は、吉村昭に会った時、あの時あなたから話を断られて実は私は嬉しかった、と答えた。その編集者の名前は江國滋といった。

店頭の百円均一コーナーに小沼丹『小さな手袋』(講談社文芸文庫)がひっそりと混っている。小沼丹が、しかも講談社文芸文庫が百円均一か、と少し感傷的な気持ちになって百円玉と五円玉を握りしめレジに向かう。

人が本を読んだという日記はもちろん本を買ったという日記を読むのも好きなので面白く読んだのだけど、一悶着あったらしい猪瀬さんやその他のことについて結構しつこかったりするのが私にはどうも合わなかった。それについてはご本人も註釈に「私はけっこう淡白な人間なのだが、しつこいことに関しては、とてもしつこい。だから私は、私の論争相手の文章や発言を、どんな目立たないメディアに載ったものであってもチェックしている。敵にまわすと恐いんだぜ。ツボちゃんは。」と書いているけれど、これが本当にけっこうしつこい(笑)。そのせいで例えば同じ本の雑誌社の目黒孝二さんの『笹塚日記』のようにのほほんと楽しめなかったのがちょっと残念だった。

買った本

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入間人間『安達としまむら』7巻(電撃文庫)、三浦しをん『神去なあなあ夜話』(徳間文庫)を買った。

発売日を待ちわびていた『安達としまむら』の7巻。実はもう読んでしまったのだけれど、素晴らしすぎて読み返しているところです。

『神去なあなあ夜話』は『神去なあなあ日常』がとても面白かったので、夜話が文庫化されたら買おうと思っていた。

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