開封したてのネスカフェはやっぱりうまい

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夕方5時になるとBSで『刑事コロンボ』を観る。主役のコロンボが好きなわけではない。むしろあのねちっこいしつこさには犯人と一緒になってイライラしてしまう。だけど、そのアクのあるコロンボのキャラクターがクセになってつい観てしまうのだ。

堀江敏幸の『燃焼のための習作』(講談社文庫)を読んだ。

主人公が探偵だと知り、あの堀江さんが探偵ものを!?と意外に思い、一体どんな内容なのかとわくわくしながら読んだのだけど、探偵ものというわけではなかった。事件も起きないし謎解きもしない。枕木と枕木の元にやって来た依頼人の熊埜御堂氏、枕木の助手の鄕子さんの三人が事務所で話をする、それだけなのだ。しかも三人の話はあちこちに飛ぶ。それでも引き込まれてしまうのは堀江マジックか。

鄕子さんが「三種混合」と呼ぶ枕木が飲むコーヒーは、ネスカフェとスプーン印の角砂糖とクリープ、この三種類を混ぜ合わせたものなのだが、三人で話している数時間の間に枕木はその三種混合を何杯も飲む。そんなに甘ったるいコーヒーを何杯も飲んで大丈夫なのだろうかと心配になるくらい。だけど不思議なもので読み終えた後には何だか無性にその三種混合を飲んでみたくなっているのだ。

開封したてのネスカフェはやっぱりうまいと枕木は思い、ふたたびビスケットに手を伸ばす。

『なずな』を読んだ後はコーヒーと一緒にビスコを食べたくなって実際にやってみたが、三種混合は飲んでも一杯までかな。

買った本

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夫が1000円分の図書カードをくれたので週末にランチをした後で本屋に寄って長嶋有の『佐渡の三人』(講談社文庫)と米澤穂信の『儚い羊たちの祝宴』(新潮文庫)を買った。

長嶋有さんは新刊文庫が出たら必ず買う作家の一人。米澤穂信さんの本は読んだことがないが気になっていたので、「夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル」という文言に惹かれてこの本を手に取った。ちょうどミステリーが読みたい気分なのでまずは『儚い羊たちの祝宴』を読むことにしよう。

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