残り全部バケーション

20160210

無性に牛すじが食べたい気分だったので、スーパーで牛すじを買ってコトコト煮込んだ。圧力鍋はないので、ただひたすらコトコトコトコト2時間くらい煮込んだ。いい感じに柔らかくなった牛すじにポン酢をかけてネギを散らすだけの牛すじポン酢。美味しかった。

伊坂幸太郎の『残り全部バケーション』(集英社文庫)を読んだ。

久しぶりにザ・伊坂幸太郎な小説を読んだような気がする。『ジャイロスコープ』も『PK』も『夜の国のクーパー』も面白くないわけじゃないんだけど何か違う気がしていたから、この『残り全部バケーション』を読み終えた時は、こういうのを待っていたんだよ!と嬉しくなった。

連作短編集で恐喝やら何やら怪しげな仕事の下請けをしている岡田と溝口という男二人のコンビもしくはその一方が全ての短編に登場している。溝口がほんのちょっと『チルドレン』の陣内っぽい気がして、久しぶりに『チルドレン』を読みたくなってしまった。近いうちに読もうかな。

しかし、相変わらず伏線の張り方がうまい。あれがこの伏線だったのか!と思わず唸ってしまった。文庫の解説がこれまた私の好きな作家の佐藤正午さんで何だか得した気分になったのだけど、その正午さんの解説を読んで初めて気付いた伏線もあった。気付けなかったのがちょっと悔しい。

そうそう、クレイグ・ライスの『スイート・ホーム殺人事件』好きとしては、会話の中の「スイートルーム事件」という言葉に対して「クレイグ・ライスの小説でしたっけ」と返す場面があったのが嬉しかった。それだけだけど。

何度も読みたくなるほっこりミステリ『スイート・ホーム殺人事件』
クレイグ・ライス『スイート・ホーム殺人事件』(ハヤカワ・ミステリ文庫)読了。 海外ミステリはそれほど多く読んではいないのだけれ...

それにしても『残り全部バケーション』って、いいタイトルだな。私もこれから嫌なことがあったら、バカンスのことを考えようかな。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です