読書日記

オカヤイヅミ『ものするひと』Kindle版がセール中なので全巻買ってみた

柴崎友香さんが帯を書いていたので気になっていたマンガがあった。オカヤイズミ『ものするひと』。全3巻で柴崎さんが帯を書いたのは1巻。気になっていたけど忘れていた。Kindle本のセールをチェックしていて『ものするひと』がセール対象になっているのを見て思い出した。
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『掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集』を読む

ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集』(講談社文庫)を読んだ。「エンジェル・コインランドリー店」、「ドクターH.A.モイニハン」と続けて読んで、その荒涼とした雰囲気に戸惑った。
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堀江敏幸『オールドレンズの神のもとで』中島みゆきの「杏村から」を聴いてみた

堀江敏幸『オールドレンズの神のもとで』(文春文庫)を読んだ。18篇の作品が収録された掌篇小説集で、一番短いのは「杏村から」という2ページの作品。ほんの2ページ(1ページとちょっと)なのだけど、とても味わい深く、すぐに次の作品を読むのはやめてしばらく余韻に浸った。
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益田ミリ『お母さんという女』愛のこもったお母さんにまつわるエッセイとマンガ

益田ミリ『お母さんという女』(知恵の森文庫)を読んだ。益田さんの『世界は終わらない』が好きでよく読み返すのだけど、ドラマからハマった『僕の姉ちゃん』シリーズも文庫をまとめ買いしたら、これがまた良かった。
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堀江敏幸『河岸忘日抄』新刊文庫の前にふと読み返したくなって

堀江敏幸『河岸忘日抄』(新潮文庫)を読み返した。再々々読ぐらいだろうか。以前このブログに書いたことがあるのだけど、初読ではこの小説の良さがわからなかった。でも、再読したところ、しっくりきてとても好きになった。
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吉田篤弘『ソラシド』まずいコーヒーが飲みたくなる

吉田篤弘『ソラシド』(中公文庫)を読んだ。昨年購入してからしばらく積んでいた。本には読みたくなるタイミングというのがあると思う。
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クレイグ・ライス『マローン殺し』眠れない夜に洒落たミステリを

先日、なかなか眠れなくて何か短編、出来れば軽めのミステリーが読みたいと思って本棚からクレイグ・ライス『マローン殺し』(創元推理文庫)を引っ張り出した。とりあえず最初の一編、表題作でもある「マローン殺し」を読んだら、これが面白い。
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『吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 AII IN ONE』お風呂で少しずつ少しずつ

吉野朔実『吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 AII IN ONE』(本の雑誌)を読んだ。今年のお年玉でKindle版を買って、お風呂で少しずつ読んでいたのだけれど、とうとう読み終えてしまった。
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長嶋有『もう生まれたくない』ティーバッグの紐の垂れ下がったままのそれが気になって

長嶋有『もう生まれたくない』(講談社文庫)を読んだ。私は長嶋有が好きで、特に好きなのは『ジャージの二人』なのだけど、『夕子ちゃんの近道』、『ねたあとに』、『佐渡の三人』もかなり好きだ。好きだと挙げた小説はどれも穏やかだと思う。
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津村記久子『ディス・イズ・ザ・デイ』サッカー好きでもそうでなくても

津村記久子の『ディス・イズ・ザ・デイ』(朝日文庫)を読んだ。2019年のサッカー本大賞受賞作ということだが、私がこの小説を読もうと思ったのは、もちろんそれが理由ではない。
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