映画館は平和か?

corn150622

久しぶりに観たいと思う映画が現在公開されている。

『海街diary』。

小説でもそうなのだけれど、私は姉妹ものに弱い。自分がそうだから(姉が一人いる)なのかもしれない。

けれど、映画館に行くのは躊躇してしまう。以前はよく映画館で映画を観た。夫とのデートは結婚前も後も映画館で映画を観ることが多かった。

しかし、最近は夫から映画に誘われても乗り気になれない。断っておくが、夫と不仲なわけではない(笑)。映画館で映画を観ながら食べ物を食べる人がいるけれど、その匂いや音が気になってしまうのだ。昔は映画館で何かを食べる人は少なかったように思う(それとも私が運良くそういう人に遭遇しなかっただけなのだろうか)が、映画館でおしゃれな感じのポップコーンなどを売るようになったからなのか、ポップコーンやらフライドポテトやらを持ち込んで、それを食べながら映画を観るという人をよく見かけるようになった。

そういう人が自分の近くの席にいるとガッカリしてしまう。たとえば大きなスクリーンでシリアスなサスペンス映画を観て、その世界にどっぷりと浸りたいのにどこからか食べ物の匂いが漂ってくると途端に現実に引き戻されてしまうのだ。いつもは美味しそうなフライドポテトの匂いにもその時ばかりはイラッとしてしまう。

食べ物だけじゃない。映画を観ている最中だというのに携帯をチェックしないと気がすまないのかあちこちで携帯の画面が光るのが見えると興ざめする。

そんなわけでここ数年は映画館に行っていない。ひょっとして私の心が狭いのだろうかと心配になったが、伊坂幸太郎の『3652』に収録されている『映画館は平和だ』というエッセイを読んで安心した。そのエッセイで伊坂さんは、映画館に途中入場してくる客や帽子をかぶっている客、コンビニの袋からがさがさとお菓子を出してばりばり食べる客に対して静かに怒りを表明している。私だけじゃなかったと思ってホッとした。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です