読書日記

リルケを愛した天文学者の日記『天文台日記』

石田五郎『天文台日記』を読んだ。著者は岡山県にある岡山天体物理観測所で副所長を務めた天文学者。『天文台日記』は一九七✳︎年一月一日から始まる一年間の日記。
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穂村弘『整形前夜』古本屋で「ぱっぱっぱっ。」「うんうん。」

穂村弘の『整形前夜』を読んだ。これまでのところ、ほむほむのエッセイはどれを読んでも面白くてはずれがない。少なくとも私にとっては。面白そうだなと思うタイトルのエッセイを出版された順番など関係なく手当たり次第に読んでいる。
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堀江敏幸の『戸惑う窓』を読む

堀江敏幸の『戸惑う窓』を読んだ。堀江さんのエッセイは面白くて一気読み!みたいなのではない。私にはよくわからない部分(絵画の話など)もあって、そういうところは正直あまり面白いと感じないのだけれど、それでも堀江さんの文章に触れたくて読んでいる。
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大岡昇平の『成城だより』が面白かったので2巻と3巻も買う

大岡昇平の『成城だより』(中公文庫)を読んだ。全3巻の第1巻。『成城だより』を読もうと思った理由は前に「『富士日記を読む』を読む」に書いたが、『富士日記を読む』で岡崎京子さんが書いた文章を読んだから。
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津村記久子の『浮遊霊ブラジル』を読んだらうまいうどんが食べたくなった

津村記久子の『浮遊霊ブラジル』を読んだ。収録されている七篇の短篇のどれもがよかった。津村さんはもはや私の推し作家の一人だ。「うどん屋のジェンダー、またはコルネさん」を読んだらうまいうどんが食べたくなった。
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『ゆるキャン△』9巻を読み、ドラマ第1話を観て、1巻から読み返した結果やはり素晴らしかった

『ゆるキャン△』9巻購入。9巻には前巻からの続き、伊豆キャンの模様が描かれている。相変わらずキャンプ飯が美味しそうだ。伊勢エビの殻でダシをとったりなんかして、みんな高校生なのに料理上手すぎやしないかいなどとツッコミながら読む。
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アガサ・クリスティーの『春にして君を離れ』が怖すぎた

ずっと気になっていたアガサ・クリスティーの『春にして君を離れ』を読んだ。2020年の読み初め。文庫の裏に「女の愛の迷いを冷たく見据え、繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス」と書いてある。
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江國香織『なかなか暮れない夏の夕暮れ』・長嶋有『三の隣は五号室』年末に読んだ本のこと

年末に江國香織『なかなか暮れない夏の夕暮れ』と長嶋有『三の隣は五号室』を読んだ。『なかなか暮れない夏の夕暮れ』は、せっかく夏に文庫が発売されたのに読むのは冬になってしまったけれど、とにかく夢中になって読んだ。
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『富士日記を読む』を読む

『富士日記を読む』を読んだ。作家や詩人、評論家などの『富士日記』についての書き下ろしエッセイや新聞、雑誌に掲載された書評などが収録されているのだけれど、私が一番グッときたのは、「第一章 その後の『富士日記』」の武田百合子のエッセイだった。
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津村記久子の読書案内『枕元の本棚』

『枕元の本棚』では58冊の本が紹介されているのだが、その中に私が読んだことのある本は1冊もなかった。私がほとんど関心のない本が多く、読みたいと思う本がたくさんあったわけでもないのになぜか最初から最後まで面白く読んだ。これは津村マジックなのか。
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