田中美穂『わたしの小さな古本屋』本屋さんが舞台の本が好き

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最近れんこんにハマっている。下処理が面倒くさそうなイメージがあってこれまで料理に使うことがなかったのだけど、ある朝MOCO’Sキッチンで紹介していた砂肝ともやしと根菜のピリ辛炒め(レシピはコチラ)を見て、砂肝好きの夫に作ったら喜びそうだと思って作ったら、これが美味しかった。特にれんこんのシャキシャキ感がたまらず、その後も度々れんこんを使った料理を作るようになった。先日れんこん料理を食べながら「最近れんこんがお気に入りでさあ」と話す私に夫が「ふうん。俺は年に一回食べればいいかなあ」と一言。気を遣ったのか「美味しいけどね」と付け足していた(笑)。いや、これからも作りますよ。でも、月に一回ぐらいにしておこうかな。

 

田中美穂の『わたしの小さな古本屋』(ちくま文庫)とアーサー・コナン・ドイル、深町眞理子訳『シャーロック・ホームズの冒険』(創元推理文庫)を読んだ。

本が好きで本屋も好きな私は本屋が舞台だったり、書店員が主人公だったりする本を読むのが好きだ。本屋さんが書いた本にも興味がある。

『わたしの小さな古本屋』は、岡山県倉敷市で蟲文庫という古書店を営む田中美穂さんが書いた本だ。田中さんの書く文章は柔らかくて温かみがあって、読んでいて心地よかった。実家が岡山の近県なので倉敷という地名は知っているが訪れたことはない。この本を読んでいつか蟲文庫に行ってみたいと思った。

『シャーロック・ホームズの冒険』を読むキッカケになったのはHuluで観た海外ドラマ『SHERLOCK』。この本を読んでいる間、私の頭の中に浮かんだホームズはベネディクト・カンバーバッチだった。映画のロバート・ダウニー・Jrではなく。

ずっと前にシャーロック・ホームズを読んでみようかと思った時があった。その時は書店で創元推理文庫ではない他の出版社の文庫を手に取ってパラパラと目を通したのだけど、訳文がどうにも古臭くて堅苦しく感じられたので読むのを諦めたのだった。深町眞理子さんの訳はスッと入ってきて大変読みやすく、おかげでシャーロック・ホームズの世界を楽しむことが出来た。創元推理文庫のシャーロック・ホームズシリーズをちょっとずつ揃えようかなあ。

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