読書日記江國香織『旅ドロップ』デパ地下もコーヒータイムもすべて旅 江國香織の『旅ドロップ』(小学館文庫)をようやく読み終えた。普段ならあっという間に読んでしまうような薄い文庫本なのだけど。『旅ドロップ』というタイトルからもわかるように“旅”のエッセイ集。2022.11.25読書日記
読書日記ロバート・B・パーカー『初秋』初秋に読もうと思っていたのにもう晩秋 ロバート・B・パーカー『初秋』(ハヤカワ文庫)を読んだ。『初秋」は、成長譚好きの私の琴線に触れた小説。他のスペンサーシリーズも読んでみようかと思ったのだけれど、結局、この『初秋』と青年になったポールが登場する『晩秋』しか読んでいない。2022.10.07読書日記
読書日記江國香織『ホテルカクタス』数字の2ときゅうりと帽子が住む、くたびれたアパート 江國香織『ホテルカクタス』を読んだ。私は、この『ホテルカクタス』が、数ある江國作品の中でもかなり好きだ。『わたしのベスト3 作家が選ぶ名著名作』で、川上弘美さんが、江國香織作品から「わたしのベスト3」を選んでいる。2022.07.10読書日記
読書日記江國香織『彼女たちの場合は』14歳と17歳の少女のアメリカふたり旅 江國香織『彼女たちの場合は』上・下(集英社文庫)を読んだ。文庫化を楽しみにしていた小説。アメリカのニューヨークで暮らす日本人の少女・礼那と礼那の家に住む従姉の逸佳。14歳の礼那と17歳の逸佳は、二人きりで旅に出る。2022.05.06読書日記
読書日記堀江敏幸『郊外へ』エッセイのようでそうじゃない 堀江敏幸『郊外へ』(白水Uブックス)を読んだ。私の本棚には五十音順ではなく、好きな作家順に文庫本が並んでいる。そうは言ってもベスト8か10くらいまでで後は適当だけど。今、一番最初(スライド式本棚の左奥)に並んでいるのは堀江敏幸の本。2022.04.26読書日記
読書日記『羊をめぐる冒険』村上春樹の長編小説で一、二を争うほど好きなはずなのに 私は、『羊をめぐる冒険』が村上春樹の長編小説の中で一二を争うほど好きだ。好きなはずなのだけど、久しぶりに読み返したら、内容をほとんど忘れていた。でも、私にはよくあることだからもう驚かない。2022.04.04読書日記
読書日記江國香織『物語のなかとそと』その文章に酔いしれる 江國香織『物語のなかとそと』を読んだ。江國さんのエッセイが文庫化されるのは久しぶりではないか。ちょっと調べてみたら、どうやら2013年8月に文庫化された『やわらかなレタス』以来のようだ。2021.04.02読書日記
読書日記『アガサ・クリスティー完全攻略』で五つ星の『五匹の子豚』を読んだ 霜月蒼『アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕』Kindle版をセールで100円で買い、そこで満点の五つ星評価をされていたアガサ・クリスティーの『五匹の子豚』Kindle版をこれもセールで買って読んだ。面白かった。2021.03.11読書日記
読書日記江國香織『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』子どもの世界をひらがなで 江國香織『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』を読んだ。江國さんは私の好きな作家の一人。しかし、この小説は、長い間、読むのを迷っていた。「ためらいなく恋人との時間を優先させる父と、思い煩いながら待ちつづける母」というあらすじの一部のせいで。2021.02.17読書日記
読書日記『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ短編集『祝祭と予感』Kindle版がセールでめちゃくちゃ安かったので Amazonで本を物色していたら、恩田陸の『祝祭と予感』(幻冬舎単行本)のKindle版に目が留まった。正しくは、その価格に目が留まった。356円。『祝祭と予感』は、私が夢中になって読みふけった『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ短編集。2021.02.11読書日記