津村記久子

読書日記

津村記久子『サキの忘れ物』読書って本当にいいもんですね

8月の新刊文庫でとても楽しみにしていた津村記久子『サキの忘れ物』(新潮文庫)を読み始めたら、まず最初の表題作がとにかく私好みで「いやあ!読書って本当にいいもんですね」と言いたくなるくらいよかった。
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佐藤正午『小説家の四季 2007-2015』・津村記久子『まぬけなこよみ』エッセイを読む日々

最近は好きな作家のエッセイを続けて読んだ。佐藤正午『小説家の四季 2007-2015』(岩波現代文庫)と津村記久子『まぬけなこよみ』(朝日文庫) 。
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津村記久子『ウエストウイング』名刺代わりの小説10選に選んでるけどやっぱり好き

津村記久子『ウエストウイング』(朝日文庫)を久しぶりに読んだ。ツイッターのハッシュタグ「#名刺代わりの小説10選」で選ぶほど大好きな小説。
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津村記久子『ディス・イズ・ザ・デイ』サッカー好きでもそうでなくても

津村記久子の『ディス・イズ・ザ・デイ』(朝日文庫)を読んだ。2019年のサッカー本大賞受賞作ということだが、私がこの小説を読もうと思ったのは、もちろんそれが理由ではない。
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石井桃子の自伝的長編小説『幻の朱い実』は熱いシスターフッド小説でした

私は石井桃子さんの愛読者というわけではない。ではなぜ分厚い文庫本で上下巻の自伝的長編小説を読もうと思ったのか。実は、『幻の朱い実』についてシスターフッド小説あるいは百合であるという感想をいくつか目にしたのがきっかけだった。
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『カソウスキの行方』ふたたび

津村記久子『カソウスキの行方』の表題作を再読。津村さんの小説に主人公がものすごく寒い部屋に住んでいる話があったなと思い出したら読みたくなった。細かい内容は忘れてしまったけれど、とにかく主人公が寒そうだったということが印象に残っている。
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津村記久子の『浮遊霊ブラジル』を読んだらうまいうどんが食べたくなった

津村記久子の『浮遊霊ブラジル』を読んだ。収録されている七篇の短篇のどれもがよかった。津村さんはもはや私の推し作家の一人だ。「うどん屋のジェンダー、またはコルネさん」を読んだらうまいうどんが食べたくなった。
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アガサ・クリスティーの『春にして君を離れ』が怖すぎた

ずっと気になっていたアガサ・クリスティーの『春にして君を離れ』を読んだ。2020年の読み初め。文庫の裏に「女の愛の迷いを冷たく見据え、繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス」と書いてある。
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津村記久子の読書案内『枕元の本棚』

『枕元の本棚』では58冊の本が紹介されているのだが、その中に私が読んだことのある本は1冊もなかった。私がほとんど関心のない本が多く、読みたいと思う本がたくさんあったわけでもないのになぜか最初から最後まで面白く読んだ。これは津村マジックなのか。
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まだ読んではいないけれど『富士日記を読む』について

『富士日記を読む』を買いました。まだ読んでいないのですが、『富士日記を読む』の目次から中身を紹介しています。
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