11月になったら読もうと思っていた

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普段は「今日の晩ごはん何が食べたい?」と聞いても「何でもいい」という一番困る返事をする夫が聞いてもないのに「深夜食堂の豚バラトマト巻きが食べたい」とリクエストしてきた。別にいいんだけど、私は『深夜食堂』のその回を観ていないのですが…。でも、まあ、そのまんまの料理名から大体の想像はつくし、今はネットで検索すればレシピはすぐにわかる。豚バラ肉に塩こしょうをして、ミニトマトを巻いて串にさして焼くだけという主婦には嬉しい手抜き…シンプルな料理だと思って喜んだのはいいけど、いざ作ってみると豚肉が焦げないようにじっくりと火を通すという作業にずいぶん時間が掛かってしまった。今度作る時は夫が帰宅する30分前ぐらいから焼き始めなければ。

松岡圭祐『探偵の探偵Ⅲ』(講談社文庫)を読み終えた。いやはや面白かった。まさかの展開だった。読み終えてからドラマの最終回を観たのだけど、ドラマを先に観ていなくてよかった。もし先にドラマを観ていたらこのドキドキは味わえなかった。3巻のラストシーンがドラマのラストシーンになっているのだけれど、ドラマの方はずいぶんとあっさりしていて拍子抜けだった。小説ではもっとグッとくるシーンになっているのだけれど。玲奈&琴葉好きにはドラマのラストシーンよりも小説の方をおすすめしたい。

残すは4巻のみとなってしまった。しかし、3巻で一応の決着がついて一区切り出来ているので4巻を読むのは楽しみにとっておこう。

というのも、実はそろそろ読み始めたい本があるのだ。

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11月になったら読もうと思って買っておいたトーベ・ヤンソンの『ムーミン谷の十一月』(講談社文庫)。

前のブログに『ムーミン谷の冬』について書いた時にも書いたけれど、私の好きな作家・堀江敏幸さんが『おぱらばん』(新潮文庫)の「のぼりとスナフキン」の中で『ムーミン谷の十一月』がシリーズ最高傑作だと書いているのを読んで以来いつか読もうと思っていた。

せっかくだから11月に読もうと思って取っておいたのだけど、気付けばいつの間にか11月も半ばを過ぎていたのでそろそろ読む始めようと思う。もちろん愛用しているムーミンの講談社文庫特製ブックカバーをつけて。

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