Amazonの本読み放題サービス『Kindle Unlimited』が日本で2016年8月3日にサービスを開始して、そろそろ半年が経過しようとしている。
スタートしたその日に30日間の無料体験に登録したことについては以前書いた。
夫が気に入れば継続する予定だったのだけど、読みたい本を読んで満足してしまったので、結局は無料体験をしただけで会員登録はしなかった。
しかし、先日、夫が読みたい本が何冊かKindle Unlimitedの対象になっているから会員登録したと言う。「読みたい本があるなら別にいいんじゃない」と無関心を装いながら内心喜んだ。なぜなら以前の無料体験期間中に読み切れなかった本が読めると思ったから。本と言っても、漫画、しかもほとんどが百合漫画なのですが。
ところが、ウキウキしながらKindle Unlimitedの対象本を見てみると、サービス開始当初は読めていたコミックのほとんどが対象外になっていた。
私が無料体験期間中に読んだサブロウタ『citrus』、天野しゅにんた『私の世界を構成する塵のような何か。』、大沢やよい『2DK、Gペン、目覚まし時計。』などが、現在は対象外になっている。他にも百乃モト、ロクロイチ、森島明子、竹宮ジン、乙ひよりなどの百合姫コミックスが軒並対象外に。さらには志村貴子『青い花』も対象外になってしまっている。
あの時読んでおいてよかった。特に『青い花』は素晴らしく、名作と呼ばれるのも納得だった。だからこそ、今回読み返したかったのですが。
それにしても百合姫コミックスがKindle Unlimitedから撤退したのは残念。
しかし、せっかく会員登録したのだから、何か読みたいと思って対象作品から面白そうなものを探して読んでみた。
Kindle Unlimitedで読んだ漫画
※現在(2017.01.30)Kindle Unlimitedの対象作品であっても今後対象外になる可能性があります。
ヤマノススメ
しろ『ヤマノススメ』は第1巻〜5巻までがKindle Unlimitedで読めます。
あおいが幼馴染のひなたといつかふたりで来ようと約束をしたのは山の頂上。高校生になって久しぶりに再会したひなたはあおいを山登りに誘う。しかし、成長したあおいは人付き合いが苦手な上、高所恐怖症になっていた。ひなたの強引な誘いに最初は渋々付き合うあおいだったけれど、次第に山登りの楽しさを知る。
あくまでも個人的な感想ですが、ほんわかとした百合としても楽しめました。
じこまん
玉井雪雄『じこまん』は第1巻〜3巻までがKindle Unlimitedで読めます。
40歳になった作者がひょんなことから自転車に目覚め、ロードバイクを購入、本格的にのめり込んでいく。
ほんのちょっとだけではありますが私も自転車に乗るので、自転車小説やエッセイを読むのが好きなのですが、『じこまん』は面白かったです。バリバリのスポーツマンではなく、40歳でメタボ気味な作者が自転車にハマるというところが良い。ホコリを被っている自転車に乗ろうかなという気持ちになった。でも、まだ寒いから春になってからにしようかな。
ろんぐらいだぁす!
三宅大志『ろんぐらいだぁす!』は第1巻のみがKindle Unlimitedで読めます。
運動が苦手な女子大生の亜美がある日見かけた折りたたみ自転車に一目惚れ。思い切ってその自転車を買った亜美は仲間の助けを借りながら本格的に自転車に乗り始める。
実はこの『ろんぐらいだぁす!』は以前、無料体験期間中に3巻まで読んでいました。今回続きが読めると思っていたのですが、現在は1巻のみがUnlimitedの対象で、2巻以降は対象外になってしまっていました。
バーナード嬢曰く。
施川ユウキ『バーナード嬢曰く。』は第1巻のみがKindle Unlimitedで読めます。
本の蘊蓄とかが結構好きで、アニメを観て面白かったので、漫画も読んでみたいと思っていたところ、1巻だけではありますがUnlimitedの対象になっていたので読みました。
今のところはこんな感じです。
それにしても読める本が増えるというのならともかく、減る、しかもごっそり減ってしまうというのはサービスとしていかがなものか。百合姫コミックス戻ってこないかなあ。