ふと気付けば朝の空気がひんやりとしていて、夏の終わりを感じた。
秋に何となく思い出す歌がある。
それは、オフコースの「僕の贈りもの」。
夏と冬の間に
秋をおきました
だから秋は少しだけ 中途半端なのです
あの大ヒット曲「ラブ・ストーリーは突然に」で小田和正さんのファンになり、そこから遡ってオフコースの曲も聴くようになったのだけど、「僕の贈りもの」は小田和正さんのアルバムに収録されていて、私はそこで初めて聴いた。メロディーも歌詞も何だか寂しいけどいい曲だと思った。ちなみに1番で「冬と夏の間に春をおきました」と春について歌っているのだけど、私の中では2番の秋のイメージが強い。
高山なおみの『帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。』(文春文庫)を読んだ。
料理家が書いたエッセイということで、美味しい食べ物が色々と出てきたりなんかして、気楽に楽しめるものだと思っていたのだけど、いざ読んでみると予想と違って鋭く突き刺さるようなエッセイだった。著者紹介の「料理だけでなく文筆家としての顔も持つ」という一文に納得した。
買った本
小林聡美『読まされ図書室』(宝島社文庫)、柚木麻子『けむたい後輩』(幻冬舎文庫)購入。
小林聡美さんのエッセイは文庫でほとんど全部買って読んでいる。女優としてももちろん好きで先日Huluでドラマ『パンとスープとネコ日和』を観たのだけど、とても良かった。群ようこさんの原作も読んでみたくなった。『かもめ食堂』も映画を観てから原作を読んだ。
『けむたい後輩』は百合っぽいということで以前から気になっていた。
新刊文庫メモ
新刊文庫で気になっているもの。
09/28 『職業としての小説家』村上春樹(新潮文庫)
10/06 『あまいゆびさき』宮木あや子(ハヤカワ文庫)
11/10 『安達としまむら7』入間人間(電撃文庫)
宮木あや子さんの『雨の塔』が良かったので『あまいゆびさき』も読んでみたいとずっと思っていたのだけど、なかなか文庫化されないのですっかり諦めていたところだったからこの文庫化は嬉しい。