『探偵が早すぎる』がドラマ化されたので早速観てみた

好きな小説が映像化されるのは、ちょっと複雑なところがある。自分の中で想像あるいは妄想して膨らませたイメージを映像として目の前に出された時に感じる違和感からの落胆。好きでもなんでもない作品であればこだわりもないので、どうぞご自由にって思えるのだけど。

どうも百合らしいという噂で読んだ結果、大満足だった井上真偽の『探偵が早すぎる』がドラマ化された。

『探偵が早すぎる』はミステリで百合でした
日中はまだまだ暑いけれど、開け放った窓から入ってくる風に秋の気配を感じた。お昼に食べた海鮮丼は色んな種類の具がどっさりのっていてお腹がはちきれそうになったけど、とても美味しくて幸せだった。 ...

 

一華役に広瀬アリスさん、橋田役に水野美紀さん、探偵の千曲川光役に滝藤賢一さんというキャスティングを知った時点で、うーん…と思っていたけど、とりあえず観てみたら、キャスティングより何より設定が違ってがっかり。

ドラマの一華は、幼い頃に両親を亡くして、家政婦の橋田に引き取られたごく普通の女子大生という設定になっている。しかし、原作では、一華は屋敷に住み、有名私立女子高に通うお嬢様で、橋田はその使用人。一華の言葉遣いは、どちらかというとお嬢様のそれ。どこか儚さを感じさせるところもあって、ドラマの一華とはキャラクターがまるで違う。一方、原作の橋田は使用人と言っても、一華に対して無愛想なので、その点はドラマの橋田も同じような気もするけれど、原作のお嬢様と使用人という主従関係が薄まっているというか、ドラマではどちらかというと橋田の方が上で、原作で感じたいわゆる主従百合の雰囲気(個人的に結構大事なポイント)がない…。それと、原作にはない「一華と同じ大学に通うイケメンで、一華に恋心を抱かれている」という男性キャラクターをねじ込むのは何故…。

細かい設定の変更は良いとしても、一華のキャラクターと橋田との関係ぐらいは原作に忠実にしてもらいたかった。

 

ちなみに橋田の外見について、原作にはこうある。

橋田が庭を向く。鼻筋の通ったその橋田の横顔を見て、西洋人みたいだ、と一華はつい思った。その顔立ちは美人というより整いすぎた仮面のよう。正しく姿勢を伸ばし、眉一つ動かさず秋の陽射しを受けて板敷きの廊下に佇むその姿は、どこか絵の中の人物のように現実味がない。

 

滝藤賢一さん演じる千曲川光の外見はこう。

髪は茶髪。長さは肩まである。女性ならミディアムショート、男性なら同じミディアムでもロングといったところか。顔は整っている。目は細くて、若干色白。背は男性なら普通、女性にしては高いほう。体格は華奢だが肩幅はある。服装は青みがかったグレーのパンツスーツ姿。男女兼用で使える。
「千曲川光です」
名乗った氏名も中性的だった。声も男か女かよくわからない。

 

原作の千曲川光は、初対面の一華が男性なのか女性なのかわからないぐらい中性的な外見で、どこかミステリアスな雰囲気があるのだけどドラマでは…。遠藤さんは決して悪くないけど、イメージとかなり違う。

なんだか文句ばかり言ってしまったけれど、ドラマはドラマでそれなりに面白かったので、原作とは別物ぐらいの気持ちで今後も観てみるつもり。

それに第1話終盤の橋田のセリフにちょっと「おっ!」と思うところがあったのも次も観てみようと思った理由のひとつ。

そのセリフというのが、大陀羅家一同の前で橋田が言った「彼女は必ず私が守ります」と、光が一華の頭を叩いた後、一華がいなくなった時に橋田が光に言った「あの子を絶対に殴らないで」というセリフ。

さて、一体どういう展開になるのかな。

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク

買った本

三浦しをん『あの家に暮らす四人の女』(中公文庫)と木犀あこ『ミス・シャーロック』(集英社)の2冊を購入。

『あの家に暮らす四人の女』は、文庫化されたら買おうと思って毎月チェックしていたはずなのに見落としていたらしく、先月発売されたと知って慌てて購入。帯をこれまた大好きな小林聡美さんが書いているのがちょっと嬉しい。

huluオリジナルドラマ『ミス・シャーロック』は、百合らしいということで観てみたいと思っているのだけど、こういう時に限ってhuluに入っていない。『ウォーキング・デッド』の新シーズンが始まるといつも夫がhuluに入るのだけど、飽きたのかな。

ということで、ドラマは観ていないけどノベライズを読みます(笑)。

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク
読書日記
スポンサーリンク
フォローする

スポンサーリンク

スポンサーリンク
読書日記のようなもの

コメント