『ののはな通信』、『愛についてのデッサン』など最近買った本について

 

先月から少し忙しくしており、がっつり読書が出来ていない。しかし、その間にも読みたい本は買っている。

ということで、最近買った本を紹介する。

 

まずは文庫本。

文庫化を待ちわびていた今月発売の新刊、三浦しをん『ののはな通信』(角川文庫)。そして、同じく今月発売の野呂邦暢『愛についてのデッサン 野呂邦暢作品集』(ちくま文庫)。『愛についてのデッサン』が文庫化されるというのをちくま文庫のツイートで知り迷わず購入を決めた。

それから、前から読みたいと思っていた絲山秋子『離陸』(文春文庫)。文庫本かKindle版かで迷ったけれど、何となくこの小説は紙の本で読むのが良さそうな気がしたので文庫を購入した。

最後に長嶋有『エロマンガ島の三人』(文春文庫)。長嶋有が好きと言っておきながらこれまでこの文庫を買わなかったのは、作品紹介のせい(かもしれない)。

 

「エロマンガ島にいって、エロマンガを読もう」。ゲーム雑誌のそんな企画が通ってしまい、男三人は南の島へ向かう。二泊三日のささやかな旅がそれぞれの人生をほんの少し変えることも知らずに。疲れた心をもみほぐす表題作のほか、著著初のSF、ゴルフ小説、官能小説まで収録した異色で楽しい小説集。

 

SFはあまり好きではないし、他も私好みではなさそうだと思い買うのを後回しにしていたら、いつの間にか絶版になってしまっていた…。しかし、『長嶋有漫画化計画』を読んだら、やはり『エロマンガ島の三人』も読みたいと思ったので、古書で購入した。

 

『長嶋有漫画化計画』など長嶋有の本を買う
久しぶりに読んだ『ねたあとに』の余韻に浸っていたら、無性に長嶋有を読みたくなってしまったので『長嶋有漫画化計画』、『本当のことしかいってない』、『安全な妄想』を買った。

 

 

文庫派の私が滅多に購入しない単行本。

メイ・サートン『独り居の日記』(みすず書房)。新装版が出ているのだけれど、私は古い方を古書で買った。

日記を読むのが好きなのだけれど、『独り居の日記』は内容紹介を読んで気になっていた。

 

1960年代の後半、はじめて自分の小説のなかで同性愛を表白したサートンは、大学の職を追われ、予定されていた本の出版も中止され、折しも愛の関係の降下と父親の死の直後で、失意の底にあった。やがて彼女は、世間の思惑を忘れ、ひたすら自分の内部を見つめることで新しい出発をしようと決意して、まったく未知の片田舎で生活をはじめる。本書は、その頃の一年間の日記である。

 

新装版はおしゃれな感じになっている。

 

Kindleでもいろいろ購入。

防水機能搭載のKindle Oasisを買ってからは紙の本ではなくKindleをお風呂にお持ち込んで読書をするようになった。それもあってKindle本はお風呂でサクッと読めそうなエッセイや漫画を買うことが多い。

森下典子『いとしいたべもの』『こいしいたべもの』(文春文庫)は買おうかどうしようか迷っていた時に50%ポイント還元キャンペーンの対象となったので2冊まとめて買った。『いとしいたべもの』は最近のお風呂本だったが読み終えた。しみじみ良かった。これから『こいしいたべもの』を読む予定。

漫画はツイッターで見かけて気になった佐久間薫『カバーいらないですよね』(webアクションコミックス)。これもお風呂で読んだが面白かった。

そして、久々に男女の恋愛もの少女漫画を買った。椎名軽穂『君に届け 番外編~運命の人~』1巻(マーガレットコミックスDIGITAL)。実は、10年くらい前に『君に届け』にハマってコミックスを買っていたのだけど、ふっと熱が冷めて途中でやめてしまっていた。しかし、最近マンガアプリで課金なしでコツコツ全話を読んだら、君に届け熱が再燃して番外編に手を出したというわけなのです。

 

 

『君に届け 番外編~運命の人~』2巻は7月21日発売予定。

 

しばらくのんびり出来そうなので久しぶりにがっつり読書をしたい。まずは文庫化を楽しみにしていた『ののはな通信』を読もうかと思っている。

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