『やがて君になる 佐伯沙弥香について(3)』大満足の完結編

バタバタと引越しをして、ようやく落ち着いた。引越しには慣れているつもりだったけれど、歳のせいなのか今回はなかなか疲れがとれなかった。

 

引越し作業をしながら読んでほわーっと癒されたのが入間人間の『やがて君になる 佐伯沙弥香について(3)』(電撃文庫)。

漫画『やがて君になる』の外伝ノベライズで、原作では報われない恋をしていた佐伯沙弥香の過去と現在(原作のその後)の恋模様を描いてきたこのシリーズも第3巻で完結となる。

2巻のラストで大学2年生になった沙弥香が出会った1年生の女の子・枝元陽。3巻で明らかになった名前だが、原作の8巻で侑の口から「佐伯先輩 今日は陽ちゃん誘わなかったんですか?」とその名前が出ている。原作とノベライズが前後しながらしっかりとリンクしている。それもそのはず枝元陽という名前は原作者である仲谷鳰さんに決めてもらったのだとあとがきに書いてあった。

読んだ感想はとにかく「読んでよかった!」の一言。私は原作では侑と燈子のカップルを推していたから、沙弥香の燈子への想いが成就しなかったことについてはすんなりと受け入れられたのだけど、沙弥香にも幸せになってもらいたいという思いがあった。その思いを実現してくれたのが外伝ノベライズである『やがて君になる 佐伯沙弥香について』。

 

恋愛というものの感覚を理解して、世界にそれがあることを知って、私は。
たくさんの、痛みを感じてきた。
その痛みと失敗を少しずつ切り取ってつぎはぎして、今の私がいる。
そうして身体の全てが痛みに置き換わる前に安寧を見つけられたことに、とても、安堵する。
そういうことを、幸せと呼ぶのかもしれない。

 

沙弥香が新しい恋をして、幸せになって、よかった。この外伝を、そして、この結末を描いてくれた入間さんに感謝。原作のキャラクターと世界観を大切にしながら入間さんらしい繊細さで描いてくれたやが君スピンオフは最高に素晴らしかった。

買った本

引越し前の例え1冊の本でも荷物を増やしたくなかった時にどうしても読みたくて買ったのが入間人間『やがて君になる 佐伯沙弥香について(3)』(電撃文庫)とあfろ『ゆるキャン△ 10』(まんがタイムKRコミックス)。

『ゆるキャン△』はもはや私にとって栄養ドリンク。引越し作業で疲れきった私を癒してくれた。ドラマが終わって寂しい。

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