『やがて君になる』3巻とか『四角い恋愛関係』とか

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漫画というものからしばらく離れていた私を引き戻した仲谷鳰の『やがて君になる』。

巷で噂の『やがて君になる』1&2巻を買ったら最高すぎた
『やがて君になる』最高すぎました。主人公は、高校1年生の女子・小糸侑。人を好きになったことがない侑が出会ったのは、一つ年上の七海燈子。侑は、自分と同じく人を好きになったことのない燈子から「君のこと好きになりそう」と言われてしまう。

今や遅しと待っていた3巻。もちろんすぐに買いましたとも。そして読みましたとも。

燈子に惹かれ始めているのに自分の中でそれを否定する侑。なぜなら燈子を好きになってしまったら燈子は自分から離れてしまう、そう思っているから。

でも、本当にそうなのだろうか。幕間の漫画で侑の姉がLINEで送ってくれた侑の写真を見て思わず脚をじたばたさせちゃってる燈子を見ると、とてもそうは思えないのだけど(笑)

沙弥香の過去の恋や燈子に対する気持ちが明らかになるなど色々あった3巻だけど、何と言っても体育倉庫での侑と燈子でしょう。

「私の好きにするからね」って、ちょっ先輩!

しかし、燈子は一体どこでそういう事を覚えたのか…。

4巻は2017年夏頃発売予定らしい。暑いのは苦手なのだけど今から来年の夏が待ち遠しい。

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四角い恋愛関係

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ずっと気になっていた映画『四角い恋愛関係』のDVDが割とお手頃価格で再販売されたのを知って迷わず購入。

長い交際期間を経て結婚したレイチェル(パイパー・ペラーボ)とヘック(マシュー・グード)。家族や友人に祝福されて幸せいっぱいの結婚式で花嫁のレイチェルが出会ったのは式場の花係を担当する花屋の女性ルース(レナ・ヘディ)。レイチェルはルースに前世で会ったかのような運命的なものを感じる。レイチェルはルースに一目惚れしたヘックの親友クープ(ダレン・ボイド)とルースを引き合わせようと夕食に招待。ヘックに結婚したことはあるのかと聞かれたルースは自分がゲイであることを告げる。

いやあ、素敵な恋愛映画でした。少々アクの強い人はいるものの悪人は出てこない。キュンとして、笑えて、そして最後はハッピーエンド(あくまでもレイチェルとルースにとってだけれど)。これはきっと何度も観る映画になりそう。そういう意味では私にとっては『ノッティングヒルの恋人』みたい。特にひねりもないわかりやすいストーリーなんだけど、でも恋愛映画はそれぐらいが良い。

ところで、レイチェルとルースとヘックの三角関係であって、四角関係にはなってないのに原題『IMAGINE ME&YOU』が邦題では『四角い恋愛関係』となっているのはなぜなのか。もしかしてDVDのジャケット写真だけ見て邦題を決めたのだったりして(笑)

レイチェルとルースのキュンとくるシーンは色々あるけど、私が一番キュンとしたのは花屋の店先で作業をしていたルースがふと顔を上げたらレイチェルがこっちに向かって来ていて思わず笑顔になるシーン。さらにそんなルースに対して女性であるルースに強く惹かれている自分に戸惑うレイチェルが「私を見てそんなにうれしそうな顔しないで」と心とは裏腹なことを言ってしまうのにもキュンとしました。そういえば『やがて君になる』の2巻で自分を見て嬉しそうにする燈子を見た侑が「わたしを見て嬉しそうにするこの人を可愛いと思えるようになりたい」って思うシーンがあったなあ。

それから、レイチェルの年の離れた妹H(Boo Jackson)がおませで可愛い。他の脇役もキャラが立っていて存在感があります。

ハッピーエンドで大満足なのだけど、ちょっぴり辛いのはマシュー・グード演じるヘックがものすごくいい人なこと。優しくて爽やかで笑顔がキュートなヘックが振られて傷付く姿を見るのは切ない。でも、レイチェルとルースにくっついてもらいたい派としてはやはりこの結末しかないのだけれど。ただ、エンドクレジットの合間に流れるおまけにちゃんとヘックの明るい未来を予感させるシーンがあるので、この映画を観る時は最後の最後まで観ることをおすすめします。

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