春の庭

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6月も終わりに近づいたところでようやく梅雨らしい雨の日が続いている。じめじめとした湿気にはうんざりするけれど、これでダムの貯水率が上がればと思う。

晴耕雨読というわけではないけど読書がはかどった。柴崎友香『春の庭』(文春文庫)と若竹七海『悪いうさぎ』(文春文庫)を続けて読んだ。

『春の庭』は最初に収録されている表題作を読んで、うんうん、私の知っている柴崎作品だと安心していたら、次の「通りの向こうに住む女を、男が殺しに来た。」という書き出しで始まる『糸』に意表を突かれた。何と言うか、柴崎さんのこういう暗めの小説もいいなと思ったので、文庫化されているけど自分には合わない気がして読まずにいた『わたしがいなかった街で』を読んでみようかなという気になった。

『依頼人は死んだ』に続いて読んだ女探偵・葉村晶シリーズ『悪いうさぎ』。行方不明の女子高生を探すうちに事件に巻き込まれて痛い目にあうというお決まりのパターンではあるのだけれどゾッとしつつも面白かった。

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買った本

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角田光代『今日も一日きみを見てた』(角川文庫)、仲谷鳰『やがて君になる』4巻(電撃コミックスNEXT)を購入。どちらも楽しみにしていた今月の新刊。

『今日も一日きみを見てた』はカドフェス対象本だったのか。ネットじゃなくて書店で買えばブックカバーがもらえたのかな…。

『やがて君になる』の4巻は早速読んだけれど、もう最高でした。しかし、この先どうなるのか。5巻は2017年度冬頃発売予定とのこと。

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