『ダ・ヴィンチ』で百合特集をすると知って久々に買いました。確かBL特集はあったと思うけど、百合特集は意外にも初めてなのですね。
『やがて君になる』の仲谷鳰さんの描き下ろしイラストとインタビュー記事が掲載されるということで、それも楽しみにしていました。
>RT 本日2月6日発売のダ・ヴィンチ3月号に描き下ろしイラストとインタビュー記事を掲載していただいています ほかの作家さんたちの描き下ろしもたくさんで記事ももりもりなので是非ご覧くださいー
— 仲谷鳰 | やが君5巻発売中 (@nakataniii) 2018年2月6日
百合特集は、百合マンガ特集でした。百合マンガもいいけど、百合小説にも触れて欲しかったなあ。だけど、自分がいつの間にか百合マンガについてもそこそこ詳しくなっていることに気付きました。Kindle Unlimitedのサービス開始直後はかなりの数の百合マンガが対象になっていたので、その時に読めるだけ読んだからかも(笑)。
志村貴子さんの『青い花』もその時に全巻読んだっけ。志村さんの描き下ろしイラストとインタビューも掲載されているのですが、インタビューで、志村さんは既存の百合マンガに影響を受けたというわけではなく、『ガラスの仮面』のように濃密な女の子同士の関係を描いたマンガに自然に親しんでいたと言い、特に好きだったのが松苗あけみ先生の『純情クレイジーフルーツ』だと話していたので、おお!と思いました。
友達が松苗さんのマンガが好きで、『純情クレイジーフルーツ』を借りて読んだことを懐かしく思い出したという、ただそれだけのことなんですけど。
それと、仲谷鳰さんがインタビューで「あまりにも不安な関係だと読むのがつらいので、キスやいちゃいちゃを入れてバランスを取っています。」と話しているのを読んで、読者の気持ちをわかってらっしゃる!と思いました。だけど、先日発売された『やがて君になる』の5巻はいちゃいちゃがやや少なめだったような気がするのですが。
他にも『加瀬さん。』シリーズの高嶋ひろみさんの描き下ろしマンガとインタビューも掲載されていたり、なかなか読み応えのある内容でした。
今度は百合小説特集もお願いします。ちなみに今は百合だという噂で買ったエリザベス・ベアの『スチーム・ガール』(創元SF文庫)を読んでいるのですが、ゆっくりと読み進めていて、ようやくキュンキュンするシーンにたどり着いたところです。
買った本
柴崎友香『パノララ』(講談社文庫)、津村記久子『八番筋カウンシル』(朝日文庫)、同じく津村記久子『やりたいことは二度寝だけ』(講談社文庫)購入。
『パノララ』は文庫で千円超え。分厚い。『八番筋カウンシル』と『やりたいことは二度寝だけ』の2冊分ぐらいの厚さがある。
『八番筋カウンシル』は絶版だと思っていて、マーケットプレイスで買うしかないか(基本的に本は絶版でない限り新品で買いたい派なので)と思ってこまめにチェックしていたら、ある時Amazonで新品が在庫ありの状態になっていたので半信半疑で買ったら、買えました。ちなみに今は「通常1~2か月以内に発送」になっています。
『やりたいことは二度寝だけ』は最近のお風呂本。津村さんのエッセイを読むのは初めてなのですが、エッセイも面白い。