ユズ

読書日記

吉本ばななの『キッチン』久しぶりに再読したらカツ丼のシーン以外もよかった

吉本ばななの『キッチン』(新潮文庫)。再読。何度も読み返したというわけではないけど、これで4回目くらいになるだろうか。なぜ『キッチン』を選んだのか。読み進めて、「満月———キッチン2」のあのカツ丼のシーンまできて、「あっ」と思った。
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『やがて君になる 佐伯沙弥香について(3)』大満足の完結編

入間人間の『やがて君になる 佐伯沙弥香について(3)』を読んだ。漫画『やがて君になる』の外伝ノベライズで、原作では報われない恋をしていた佐伯沙弥香の過去と現在(原作のその後)の恋模様を描いてきたこのシリーズも第3巻で完結となる。
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武田百合子の『犬が星見た ロシア旅行』を十数年ぶりに読んだらすごく面白かった

武田百合子『犬が星見た ロシア旅行』の感想。実は、十数年ぶりに読んだのですが、すごく面白かったです。
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堀江敏幸の『回送電車』を読んで心を平らかにする

堀江敏幸の『回送電車』を読んだ。堀江さんのエッセイを読むとすうっとするというか、心が平らかになる。きっとこの先何度も読み返すだろう。だから、堀江さんの本は私の本棚にずっと居座ることが決まっている。
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伊坂幸太郎“殺し屋シリーズ”第3弾『AX』を読んで泣く

伊坂幸太郎の『AX』(角川文庫)を読んだ感想。『AX』は、『グラスホッパー』、『マリアビートル』に続く“殺し屋シリーズ”の第3弾。今回は、「兜」と名乗る殺し屋兼文房具メーカーの営業マンが主人公。
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長嶋有『タンノイのエジンバラ』の「夜のあぐら」

長嶋有の『タンノイのエジンバラ』を久しぶりに読み返した。心に沁みたはずなのだけど、久しぶりすぎて内容をほとんど忘れていた。だが、やはり良かった。今回、何度目かの再読で心に沁みたのは「夜のあぐら」だった。
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『カソウスキの行方』ふたたび

津村記久子『カソウスキの行方』の表題作を再読。津村さんの小説に主人公がものすごく寒い部屋に住んでいる話があったなと思い出したら読みたくなった。細かい内容は忘れてしまったけれど、とにかく主人公が寒そうだったということが印象に残っている。
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リルケを愛した天文学者の日記『天文台日記』

石田五郎『天文台日記』を読んだ。著者は岡山県にある岡山天体物理観測所で副所長を務めた天文学者。『天文台日記』は一九七✳︎年一月一日から始まる一年間の日記。
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穂村弘『整形前夜』古本屋で「ぱっぱっぱっ。」「うんうん。」

穂村弘の『整形前夜』を読んだ。これまでのところ、ほむほむのエッセイはどれを読んでも面白くてはずれがない。少なくとも私にとっては。面白そうだなと思うタイトルのエッセイを出版された順番など関係なく手当たり次第に読んでいる。
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堀江敏幸の『戸惑う窓』を読む

堀江敏幸の『戸惑う窓』を読んだ。堀江さんのエッセイは面白くて一気読み!みたいなのではない。私にはよくわからない部分(絵画の話など)もあって、そういうところは正直あまり面白いと感じないのだけれど、それでも堀江さんの文章に触れたくて読んでいる。
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