Kindle Unlimitedで読んで面白かった本

昨日からアマプラで『しろくまカフェ』を観ている。程よいまったり感で観るともなく観るのにちょうどいい。

 

さて、昨日ブログにKindle Oasisを購入したことについて書いた。

 

 

Kindle Oasisを購入する際、私はオプションで「3ヵ月分のKindle Unlimitedつき」を選んだ。このオプションは「3ヵ月分のKindle Unlimitedつき」でも「Kindle Unlimitedなし」でも値段は変わらない。サービスということだろうか。

「3ヵ月分のKindle Unlimitedつき」を選択した場合、気を付けておきたいのは「3か月の期間経過後は会員登録がキャンセルされるまで、月額¥980で自動更新されます。」という点。会員登録をキャンセルするのをうっかり忘れてしまうと自動更新されてしまうので、自動更新をするつもりがない場合は自動更新しない設定に変更しておいた方がいいかもしれない。

せっかく3ヵ月の間Kindle Unlimitedを利用できるのだし、対象本から読んでみたい本を色々と読んでみた。主に漫画とエッセイ。

そこでKindle Unlimitedで読んで面白かった本を紹介しようと思う。

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Kindle Unlimitedで読んで面白かった本

※これから紹介する本は、この記事を書いている時点(2020年8月6日)ではKindle Unlimitedの対象ですが、今後対象で無くなる可能性もあります。

漫画

書店員 波山個間子

漫画はなんと言ってもこれ、黒谷知也の『書店員 波山個間子』。

私はこの漫画の存在を知らなかったのだけれど、Kindle Unlimitedの対象本になっていたので目に止まった。

書店員の波山個間子は青ひげブックス唯一のブックアドバイザー。波山さんは、お客さんがうろ覚えの内容で探している本を見つけたり、リクエストに合う本を薦めたりするのだが、1巻の1話は向田邦子、2話は野田知佑、3話は沢木耕太郎(本のタイトルは一応伏せておく)と私の読んだことのある本が続いたこともあって一気に引き込まれた。4話のヘルマン・ヘッセは読んだことないけど、漫画の中のあらすじ紹介で興味が湧いた。

書店員が主人公の漫画では益田ミリ『世界は終わらない』(幻冬舎文庫)が好きで時折読み返すのだが、『書店員 波山個間子』もしばらく読み返しそうなので読み終えた後も利用終了せずにそのまま残している。

ちなみにKindle Unlimitedは同時に10冊まで利用可能。利用中の本の利用を終了することで、他の本を利用することができる。

『書店員 波山個間子』は1巻、2巻、番外編がKindle Unlimitedの対象になっている。

ねことじいちゃん

動物漫画に弱い私。『ねことじいちゃん』のことはなんとなく知っていたのだけど、読んだことはなかった。Kindle Unlimitedの対象で、しかも電子限定フルカラー版。せっかくのフルカラーなので、Kindle OasisではなくPCで読んだ。

どこか懐かしくて、たまに切なくて、よかった。ああ、猫が飼いたい。

彼女のくちづけ感染するリビドー

百合漫画も読めるものは色々読んだけれど、寄田みゆきの『彼女のくちづけ感染するリビドー』はイラストも内容も好み。

今、Kindle Unlimitedで読めるのは『彼女のくちづけ感染するリビドー』の総集編1&2と『彼女のくちづけ感染するリビドー』10〜13。

エッセイ

もしもし、運命の人ですか。

穂村弘の『もしもし、運命の人ですか。』。文庫化されたほむほむのエッセイでまだ買っていなかった『もしもし、運命の人ですか。』がKindle Unlimitedの対象になっていて小躍りした。

まだ読んでいる途中だけれど、やはり安定の面白さ。

とにかく散歩いたしましょう

小川洋子のエッセイ『とにかく散歩いたしましょう』。実は小川洋子さんの本は、かなり前に『ミーナの行進』、平松洋子さんとの対話集『洋子さんの本棚」を読んだだけなのだけれど、『とにかく散歩いたしましょう』には犬の話が出てくるっぽいということで読んでみた。実際、小川さんの愛犬ラブラドールのラブの話がよく出てくる。ただ、それがメインというわけではない。本の話も結構出てくる。これは嬉しい誤算だった。

「がんばれ、がんばれ」というエッセイから私がKindleでメモした部分を引用する。

私の頭の壁には、素っ気ないベニヤ板が一枚張り付けられている。そこに規則正しく何列もフックが並んでいて、一つ一つに巾着袋が引っ掛けてある。子供の頃着ていたブラウスやパジャマの生地で作った、小さな巾着だ。その袋一つが本一冊分の記憶になっていて、好きな場面、登場人物、台詞などがビー玉の形になって仕舞われている。巾着袋の口さえ開けば、いつでも色とりどりのビー玉を取り出し、好きなだけ掌で転がしたり、頬ずりしたり、光にかざしたりできる……。私にとって本を読み返すとは、つまりこういう作業なのだ。

 

本を読み返すという作業についての小川さんの表現がすぅっと入ってきた。最近好きな本を読み返すことが多かったので余計に。

 

それから、「睡眠への偏愛」というエッセイで小川さんが村上春樹の『眠り』という小説のあらすじを紹介しているのだけれど、それが歯医者さんの奥さんが突然眠れなくなって、長い夜をひたすら『アンナ・カレーニナ』を読んで過ごすというもので、内容に全く覚えがなく、私が読んだことのない小説なのだろうかと思って調べたら、なんと読んでいた。早速、部屋の本棚から『TVピープル』(文春文庫)を引き抜いて、『眠り』を読んだ。すっかり内容を忘れていたので、ほとんど初読の気持ちで楽しめた。

逃避めし

Kindle Unlimited対象本をざっと眺めている時に見つけたのが吉田戦車の『逃避めし』。

私が中学生の頃、同じクラスの友人が「これ面白いよ」と言って貸してくれた『伝染るんです。』にハマったのが懐かしい。エッセイを読むのは初めてだけど、エッセイも面白い。「ちくわの穴確認弁当」や「トマト納豆」のようにちゃちゃっと出来そうな料理ばかりかと思いきや、「肉まんの中身」や「ずんだ」など意外と面倒くさそうな料理も作ったりしている。イラストや料理の写真もあって楽しい。

逃避めし
イースト・プレス

 

他にも色々と読んだのだけど、今のところ読んで面白かったのはこのくらいだろうか。

Kindle Oasis購入の際の「3ヵ月分のKindle Unlimitedつき」というオプションはとてもありがたいが、私が貧乏性だからか、ついあれもこれもと読んでしまう。

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