柴崎友香『わたしがいなかった街で』やばパン食べたい

週末にランチを食べに出かけた。落ち着いた雰囲気の店で、とても美味しいので夫も私もその店が気に入っているのだけれど、昼時だというのに客は私たちの他に1組だけだった。前に行った時も確かそんな感じだった。待たずに入れるのは嬉しいけれど、店は大丈夫なのだろうかと、ふと思った。前から気になっていたかき揚げ丼を頼んだら、火傷しそうなほど熱々でサクサクのかき揚げとタレがかかったごはんが何とも言えず美味しかった。

 

柴崎友香『わたしがいなかった街で』(新潮文庫)を読んだ。

柴崎さんが好きで、文庫化された作品はほとんど読んでいるのだけれど、この『わたしがいなかった街で』はずっとスルーしていた。というのも文庫裏のあらすじに書いてある主人公・砂羽の紹介からして、私の苦手なものを感じたから。

 

砂羽は、夜毎、戦争や紛争のドキュメンタリーを見続ける。凄惨な映像の中で、怯え、逃げ惑う人々。何故そこにいるのが、わたしではなくて彼らなのか。

 

いざ読んだら、やはり砂羽のこの趣味(?)や考え方が私には理解できなくて、うーん…という感じになった。

ただ、それ以外の日常を描いているところなんかはやっぱり好きで、柴崎さんの小説いいなと思ったけれど。

 

それで一度わたしの部屋に戻って、ついでに昇太は昼寝をして、わたしと有子は踏切脇の昔ながらのパン屋で買ってきた、おいしすぎてやばいのでやばパンと呼んでいるジャム入りのデニッシュ食パンを食べた。バスに乗って馬事公苑へ行って八重桜と馬を見て、近くのファミリーレストランでハンバーグを食べてそれぞれの家に帰った。

 

おいしすぎてやばい“やばパン”が気になる。

あと、街つながりで『その街の今は』を読み返したくなった。

買った本

小沼丹『珈琲挽き』(講談社文芸文庫)、村上春樹『象工場のハッピーエンド』(新潮文庫)購入。

 

『珈琲挽き』は古書。『椋鳥日記』がとてもよかったので、次に小沼丹を読むならタイトルがいいなあと前から気になっていた『珈琲挽き』にしようと決めていた。

 

小沼丹『椋鳥日記』一九七二年の倫敦
小沼丹の『椋鳥日記』(講談社文芸文庫)を読みました。日記とあるけれど、ロンドン滞在時の思い出を綴ったエッセイ。

 

ただ、どうやら絶版らしい。しかも、他の講談社文芸文庫の小沼作品はちらほらKindle版もあるのに『珈琲挽き』は無い。それで古書で購入した。マーケットプレイスでは定価よりも高値だったりするけれど、良心的な値段で買うことが出来たのでよかった。

 

『象工場のハッピーエンド』は、もう十何年も前から本屋に行くたびに買おうか迷っていた本。この薄さでこの値段かあ…それなら他の本にしようかな、といった感じで後回しにしていたけれど、とうとう買った。買わないでいた間に文庫の価格が上がっていた(笑)

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