『読めよ、さらば憂いなし』、『夜明けの睡魔』本についての本を読むのは楽しい

映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』の配信がアマプラで始まったので早速観た。グロさもあるけどコミカルで、何よりアクションがかっこいい。洋子を演じる木村文乃さんが良い。今作も面白かった。

 

松田青子『読めよ、さらば憂いなし』(河出書房新社)と瀬戸川猛資『夜明けの睡魔 海外ミステリの新しい波』(創元ライブラリ)を読んだ。どちらも本についての本。『夜明けの睡魔』は、たぶん再々読。

『読めよ、さらば憂いなし』の帯に「私たちには本と映画がある だから今日も生きていける」とある。本も映画も好きな私のためのようなエッセイ集だと思い、文庫化を待ち続けていたのだけど、2015年10月の単行本の刊行から待てど暮らせど文庫化も電子書籍化もされないので、諦めて単行本を買った。

読み終えて、思った。こんなに面白いならもっと早く単行本を買って読めばよかった、と。

『読めよ、さらば憂いなし』で紹介されている本で、私が読んでみたいと思ったのは、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『九年目の魔法』キャロル・オコンネル『クリスマスに少女は還る』トレヴェニアン『パールストリートのクレイジー女たち』。『パールストリートのクレイジー女たち』は江國香織さんが訳されているのでずっと気になっていた。

そんな視点があったのか、と思い読み返したいと思ったのは、谷崎潤一郎『細雪』柴崎友香『春の庭』長嶋有『祝福』。『細雪』についてのエッセイのタイトルは「雪子ちゃんの顔のシミ」。『細雪』は面白く読んだけれど、私は雪子の顔のシミには注目していなかった。ちなみに今、『春の庭』を読んでいる。

映画は『パレードへようこそ』というイギリス映画が気になった。あとはドラマ『すいか』。松田さんは『すいか』に並々ならぬ思い入れがあるようだ。私は小林聡美さんが好きで『すいか』は観たが、久しぶりに観たくなった。

あとは「百合子は百合子であり百合子であり……———唯一無二ということ」という武田百合子についての山崎まどかさんとの対談も興味深く読んだ。その対談で山崎さんが次のように話している。

 

山崎 ケルアックの『路上』が一気書きだと思われてたけど、実はすごくメモを取っていたということもありますしね。飛躍かもしれませんけど、ケルアックと武田百合子って似てると思うんです。いっけんライブ的なグルーブ感のある文章なんだけど、それが膨大なメモによって成り立っていることとか。

 

このあと松田さんが「『路上』もどこから読んでも楽しめますよね」と言っていて、『路上』に俄然興味が湧いた。

 

私は海外ミステリをそれほど読んでいないし、詳しくもないのだけれど『夜明けの睡魔』は面白い。これは瀬戸川さんの文章のおかげなのだろうと思う。

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買った本

穂村弘『これから泳ぎにいきませんか 穂村弘の書評集』(河出文庫)Kindle版を買った。

『きっとあの人は眠っているんだよ 穂村弘の読書日記』については、単行本を買って、さらに文庫化された後Kindle版も購入したのだけど、『これから泳ぎにいきませんか』は文庫化から3年近く経とうとする今、ようやくKindle版を購入した。私は日記好きなので、「書評集」よりも「読書日記」が好きなのだ。でも、ほむほむの書評集なら面白いよな、やっぱり買おうっと思って買った。

文庫本ではなくKindle版にしたのはお風呂で読みたいから。今のお風呂本は『武田百合子対談集』(Kindle版)。Kindle Oasisの防水機能は本当にありがたい。

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