2年近く前に書いた佐藤正午の『鳩の撃退法』の記事へのアクセスが急に増えて、何事?と思ったら藤原竜也さん主演で映画化の発表があったらしい。しかし、津田が藤原さんって、ちょっとカッコ良すぎる気がする。
三谷幸喜さん脚本でドラマ化されるアガサ・クリスティーの『死との約束』の放送を記念して、本日よりアガサ・クリスティー作品全点が50%OFFとなる電子書籍フェアが開催されている。
アガサ・クリスティー・フェア開催! 全点50%OFF+『アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕』が100円!|Hayakawa Books & Magazines(β) @Hayakawashobo #早川書房 https://t.co/dezJ3YtBji
— 早川書房公式 (@Hayakawashobo) February 25, 2021
期間は2月26日~3月11日まで。
私は、アガサ・クリスティーの熱心な読者ではない。しかし、未読の作品が多い分、読んでみたいと思う作品がまだまだたくさんある。
このセール期間中、霜月蒼『アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕』の電子書籍が、なんと100円!(税抜価格)だというので、まずはこちらを購入。
「〇〇完全攻略」とか「〇〇読本」などというタイトルの本に私は弱い。
各作品に著者のオススメ度が星印でわかりやすく示されている。
その説明は以下のとおり。
★★★★★ →未読は許さん。走って買ってこい。
★★★★ →ミステリ史上の傑作。
★★★ →読んで損なし。
★★ →クリスティーが好きなら問題なし。
★ →アガサを愛する貴方むけ。
BOMB! →スゴい。ある意味で。
こうなると、五つ星よりもむしろBOMB!が気になる(笑)
五つ星の作品で、ポアロシリーズからどれか1冊買って読みたいと思い、完全攻略にざっと目を通した。
その結果、『五匹の子豚』を購入。419円だった。
Kindle版の表紙が文庫本と違う。
ホーム画面では文庫の表紙と同じ。
ちなみに『五匹の子豚』の表紙が他のクリスティー文庫と違うのは、主要作十作品が新訳でリニューアル刊行され、ハヤカワ・ミステリ文庫版の装画を復刻したからのようだ。知らなかった。しかし、このレトロな雰囲気漂う表紙が懐かしい。私が初めてクリスティーを読んだ時は、まだハヤカワ・ミステリ文庫の頃で、姉が持っていたのを読んだのだった。
『アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕』で、『五匹の子豚』は五つ星評価。
スゴい。これは傑作だ。最高傑作であろう。
未読の者はすぐに本屋に走るように。以下の駄文を読んで時間をムダにしている場合ではない。そう叫びたくなるほどに完璧な傑作なのである。
そこまで言われたら、読むしかない。買うのは電子書籍だから本屋に走らないけど。
他にも気になる作品があるが、セールは3月11日までなので、完全攻略を読んでじっくり考えることにする。
私をぞわぞわさせた『春にして君を離れ』も、セール期間中は電子書籍が288円というお手頃価格になっている。
現在Amazonのクリスティー文庫売れ筋ランキング1位は『アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕』。そりゃあ100円(税込110円)って言われたら、買っちゃうよね。
そして、2位が『死との約束』。この作品のドラマ放送を記念しての電子書籍フェアだから、これも当然の結果か。
ちなみに完全攻略で『死との約束』の評価は五つ星となっている。
電子書籍のセールは嬉しいけれど、ついついあれこれ買ってしまいそうでこわい(笑)。ポチッとする前に本当に読みたいのか考えなければ。