読書日記

伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』またしてもビートルズ

伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』を読んだ。青柳雅春は、元宅配便ドライバー。かつて配達先で泥棒に襲われていたアイドルを助けた青柳は、二枚目という外見もあって世間から注目を集めた。その青柳が、再び世間の注目を集めたのは、首相暗殺の犯人としてだった。
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荒川洋治『忘れられる過去』読書は本を読む前からはじまる

荒川洋治『忘れられる過去』(朝日文庫)を読んだ。読書にまつわるエッセイが多く収録されているということで以前から気になっていたのだけれど、ちょうど読んでいた長嶋有『本当のことしかいってない』に2003年に出会ったすぐれたエッセイ三冊のうちの一冊として挙げてあった。
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金城一紀『レヴォリューション No.3』ギョウザ大好き!

金城一紀の『レヴォリューション No.3』は、ザ・ゾンビーズ・シリーズの第1弾。私はこのシリーズ作品(残念なことに全4作しかない)が全部好きだ。
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津村記久子『ウエストウイング』名刺代わりの小説10選に選んでるけどやっぱり好き

津村記久子『ウエストウイング』(朝日文庫)を久しぶりに読んだ。ツイッターのハッシュタグ「#名刺代わりの小説10選」で選ぶほど大好きな小説。
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滝口悠生『高架線』シャワーと和式便所のユニットバス!?

滝口悠生『高架線』(講談社文庫)を読んだ。語り手は、西武池袋線の東長崎駅から徒歩5分ほどのところにあるおんぼろアパートかたばみ荘の二階手前の部屋に住む住人や住人の友人・知人たち。
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ディック・フランシスの競馬シリーズで一番好きな『大穴』何度読んでも最高に面白い!

ディック・フランシス『大穴』(ハヤカワ文庫)を読んだ。春競馬(秋もだけど)が盛り上がってくると、競馬や競走馬が出てくる本が読みたくなる。寺山修司、虫明亜呂無、山口瞳、宮本輝、浅田次郎、ディック・フランシス。
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江國香織『彼女たちの場合は』14歳と17歳の少女のアメリカふたり旅

江國香織『彼女たちの場合は』上・下(集英社文庫)を読んだ。文庫化を楽しみにしていた小説。アメリカのニューヨークで暮らす日本人の少女・礼那と礼那の家に住む従姉の逸佳。14歳の礼那と17歳の逸佳は、二人きりで旅に出る。
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堀江敏幸『郊外へ』エッセイのようでそうじゃない

堀江敏幸『郊外へ』(白水Uブックス)を読んだ。私の本棚には五十音順ではなく、好きな作家順に文庫本が並んでいる。そうは言ってもベスト8か10くらいまでで後は適当だけど。今、一番最初(スライド式本棚の左奥)に並んでいるのは堀江敏幸の本。
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長嶋有『パラレル』韓国版タイトルは「シュークリームラブ」

長嶋有『パラレル』(文春文庫)を読んだ。もっぱらスタッフがツイートしているという長嶋有情報アカウントで文春文庫の『パラレル』と『エロマンガ島の三人』が品切重版未定となったことを知った。
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マーセル・セロー著、村上春樹訳『極北』ハードボイルドなディストピア小説

マーセル・セロー著、村上春樹訳『極北』(中公文庫)を読んだ。前にも書いたけれど、ある番組でサバイバル登山家・服部文祥さんが推しボンとして『極北』を紹介するのを観て、いつか読みたいと思っていた。
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