Kindle Unlimitedで『新橋烏森口青春篇 「椎名誠 旅する文学館」シリーズ』を読む

7月のAmazonタイムセールでKindle Oasisを購入した時に、3ヵ月分のKindle Unlimited付きを選択したのだけど、その期限がまもなく終了してしまう。

 

 

Kindle Unlimitedを思っていたよりも利用したのだけど、まだ読み残したものがあるのではとAmazonで物色していたら、見つけてしまった。

「椎名誠 旅する文学館」シリーズなるものを。

実は、20代の頃、椎名誠の本がものすごく好きで読んでいた。きっかけは、我ながら可愛らしいと思うのだけれど、当時付き合っていた人が持っていた数少ない文庫本の中に椎名誠の文庫があったから。好きな人が読んでいるのがどんな本なのか気になったのだ。同じ理由で沢木耕太郎にもハマった。ちなみに、当時付き合っていた人というのが今の夫だったりする。後で聞いたら、高校生の時に読んだ本で、上京する時に一応荷物に入れただけで読み返したりはしなかったそうだ。今や夫がビジネス書以外の本を読んでいるのを滅多に見ない。

私はというと、椎名誠の面白さにすっかりハマって、当時文庫化されていた作品を次々と買っては読んだ。

しかし、いつの間にかその熱が冷めてしまって、本棚にずらりと並んでいた椎名誠の文庫本のほとんどを手放してしまった。

 

今、私の本棚にある椎名誠の文庫は、『哀愁の町に霧が降るのだ』の上下巻と『岳物語』と『続岳物語』の4冊だけ。これが、私の中での椎名誠のベスト本ということになる。

 

「椎名誠 旅する文学館」シリーズは、全30冊ある。そして、その全てをKindle Unlimitedで読むことが出来る(※2020.10.16現在)。

『犬の系譜』、『さらば国分寺書店のオババ』、あやしい探検隊シリーズ、新宿赤マントシリーズといった私にとって懐かしい作品が並ぶ中で、いつか読みたいと思っていたのに結局読まなかった作品を見つけた。

それが『新橋烏森口青春篇』。私の椎名誠ベスト作品である『哀愁の町に霧が降るのだ』の続編にあたるのに、読んでいなかったのだ。

『新橋烏森口青春篇』とタイトルに「青春篇」とあるけれど、沢野ひとしさん達との貧乏アパートでの共同生活がメインに描かれていた『哀愁の町に霧が降るのだ』のような豪快さ、青春っぽさは感じられなかった。でも、久しぶりに読んだ椎名誠の小説は面白かった。Kindleをお風呂に持ち込んで読むほどに夢中で読んだ。

今は、すっかり内容を忘れてしまっている『犬の系譜』を読もうか迷っている。それにしてもKindle Unlimitedで「椎名誠 旅する文学館」シリーズが読めるということにもっと早く気付いていればよかった。

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