『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』を読み、本当の姉妹ではないと今さら知って驚く

Kindle Oasisの購入から1か月半。買ったはいいけど、使わず埃をかぶることになるのではと心配したけれど、今のところ大丈夫だ。「紙のような読み心地」というのは、大袈裟ではないというのが、よくわかった。最近は、お風呂での読書も紙の本ではなくもっぱらKindleだ。Oasisは防水機能付きで、紙の本と違って湿気を吸ってしわしわになる事もない。それにページめくりボタンのおかげで片手で読めるのも良い。しかし、気に入って何度も読むうちに手に馴染んでくる、あの感じは、やはり紙の本にしかない。

 

Kindle Unlimitedで貴志祐介の『硝子のハンマー』を読んだ。貴志祐介の小説を読むのは、これが初めて。「防犯探偵・榎本」シリーズのうち文庫化されている3作品がUnlimitedの対象になっているので、『硝子のハンマー』を読んで、良かったら他のシリーズ作品も読もうと思っていたのだけれど、ガツンとくるものが無かったので、やめた。犯人がわかるまでは面白かったのだけど。

 

阿佐ヶ谷姉妹のエッセイ『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』を幻冬舎のKindle本のセールで買った。169円。私がよく買うハリボーのグミと大体同じ値段である。セールがあるのが電子書籍の良いところだ。

なぜ阿佐ヶ谷姉妹のエッセイを読んでみようと思ったのかというと、たまたま観たとんねるずのタカさんのYouTubeの阿佐ヶ谷姉妹のお宅訪問が面白かったから。

エッセイを読んで、阿佐ヶ谷姉妹が本物の姉妹ではないと知って驚いた。「似た者同士、でも。」という姉・エリコさんが書いたエッセイに、整骨院で偶然みほさんと一緒になるエピソードがあるのだけど、そこに「渡辺さん受け付けました」、「木村さん受け付けました」とあって、なぜ姉妹の名字が違うのだろうと不思議に思った。それで、調べてみたら、姉妹でないと分かった。

見た目が似ているだけでなく、みほさんはエリコさんを「姉」と呼び、6畳1間にふたりで住むほどだから(現在は同じアパートの隣に住んでいる)、本物の姉妹だと信じて疑わなかった。私には姉がいて、普通に仲の良い姉妹だと思ってはいるけれど、6畳1間でふたり暮らし(しかも6年!)は出来ないだろう。しなくてもよい喧嘩をしてしまうに違いない。

エッセイを読んで分かったのは、エリコさんからみほさんへの愛情がやや多めであるということ。みほさんは、どちらかというとそっけない。コンビでの仕事が忙しくなり、仕事でもプライベートでも2人一緒の時間が増えると「エリコ過多」などと言い出す。

しかし、そんなみほさんが、いや、そんなみほさんだからこそ、エリコさんに見せた優しさに思わずグッとくるエピソードが、「エッセイとカレー」というエリコさんのエッセイにある。

エリコさんが、エッセイがどうにも書けずに落ち込んで、雨の中を泣きながら濡れて帰ると、みほさんが「カレーは作りましたよ」といつもの口調で言う。

 

目に入ってきたのは、バーモントカレーのルー。私の好きなバーモントカレーのルー。辛口派のみほさんが、普段は絶対買わないはずのバーモントカレーのルー。
みほさんが「今日のはこくまろと、バーモントの中辛です。甘口じゃないのよ、中辛だからね」と言ってくれているのを聞いて、嗚咽が止まりませんでした。

 

嫌な事、苦手な事から逃げがちな私ですが、冷凍庫の奥に残るバーモントカレーのルーを時折見つけては、「はっ、甘い甘い、もっとがんばらないと!」と思ったりしています。

 

「阿佐ヶ谷姉妹」と検索しようとすると、候補に「百合」と出てくるのを不思議に思っていたのだけど、なるほどとちょっとだけ思った。

エッセイは面白いし、姉妹それぞれが書いた小説もなかなかよかった。

幻冬舎のセールは、本日9月17日まで。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
読書日記
フォローする
読書日記のようなもの
タイトルとURLをコピーしました