お年玉で買った本『吉野朔実は本が大好き』、『もう生まれたくない』など

昨年末、2年ぶりに帰省した。自分の実家ではさすがにもうお年玉をもらうことはないけれど、義実家では夫にではなく私にお年玉をくれる。もちろん遠慮せずありがたく頂戴している。お年玉で買うのは本。

まずは紙の本。買おう買おうと思いながら買っていなかった長嶋有『もう生まれたくない』(講談社文庫)。

長嶋有さんは文庫化されたらとにかく購入する私の好きな作家の一人。『もう生まれたくない』はKindle版もあるけど、長嶋さんの作品はこれまでずっと紙の本で買っているので今回も紙の本を買った。

アマプラでドラマを観てハマった益田ミリ『僕の姉ちゃん』、『続・僕の姉ちゃん』、『やっぱり、僕の姉ちゃん』(幻冬舎文庫)も購入。

益田ミリさんの漫画は『世界は終わらない』(幻冬舎文庫)が好きでよく読み返しているのだけど、それ以外は持っていなかった。ドラマがよかったのもあって僕の姉ちゃんシリーズで文庫化されているのを買ったのだけど、原作もよかった。

ところで、益田さんの作品は電子書籍化しないのだろうか。お風呂でまったりと読みたいからKindle版があるといいなと思っているのだけれど、今のところその気配はないようだ。

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Kindle版もいろいろ購入

お年玉をもらって真っ先に買ったのが吉野朔実『吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE』(本の雑誌社)。

これは『お父さんは時代小説が大好き』、『お母さんは「赤毛のアン」が大好き』、『弟の家には本棚がない』、『本を読む兄、読まぬ兄』、『犬は電信柱が大好き』、『神様は本を読まない』、『悪魔が本とやってくる』、『天使は本棚に住んでいる』を1冊にまとめたもの。

『お父さんは時代小説が大好き』、『お母さんは「赤毛のアン」が大好き』の文庫本は以前持っていたのだけど手放してしまったので、吉野朔実劇場が1冊にまとまった『吉野朔実は本が大好き』が欲しいとずっと思っていた。でも単行本はかなり分厚くて重そうだし値段もそれなりにする(3,300円)。そう思っていたらKindle版が出て、ちょっと安いし(2,640円)、Kindle版なら持ち運びが便利だしお風呂でも読めるからいいな、と更に欲しくなったのでお年玉をもらった時によし買おうと決めた。最近、お風呂で少しずつ読んでいるのだけどボリュームがあるので読んでも読んでも残りページ数がなかなか減らないのが嬉しい。

 

面白いと評判で気になっていた和山やま『女の園の星』(FEEL COMICS swing)Kindle版。画像は1巻のみですが、あまりの面白さに1巻を読み終えてすぐに2巻も購入しました。読みたいと思った時に夜中でもいつでも買えてすぐに読めるのがKindleの良いところ。

和山さんの『カラオケ行こ!』と『夢中さ、君に。』もめちゃくちゃ気になっている。

 

穂村弘『きっとあの人は眠っているんだよ 穂村弘の読書日記』(河出文庫)Kindle版。

『きっとあの人は眠っているんだよ』は単行本を持っているのだけど、お風呂本にいいなと思っていたのでKindle版を購入。

Kindle Oasisを買った時は、なんだかんだ紙の本が好きだし、そんなに使わないかもと思っていたけど利用頻度はかなり高い。

 

Kindle Oasis遂に購入!果たして紙の本から電子書籍へ移行できるのか!?
Kindle Oasis 第10世代(2019)のレビューです。Amazonタイムセールで購入しました。本体、液晶画面、使い方、アクセサリーなどについて説明しています。

 

紙の本で読みたい(持っていたい)のとKindleで読みたいのとで使い分けていて、エッセイや漫画はKindleという感じだろうか。

 

講談社文芸文庫のKindle版の一部がセールになっていたので井伏鱒二『風貌・姿勢』(講談社文芸文庫)を購入。

井伏鱒二の『太宰治』(中公文庫)が面白かったので、太宰のほか漱石、鴎外などについて書いた随筆集である『風貌・姿勢』もいつか読んでみたいなと思っていたところセールでお手頃価格(330円)になっていたので購入した。

 

井伏鱒二『太宰治』井伏から見た太宰
井伏鱒二の『太宰治』を読んだ。「太宰治から『会ってくれなければ自殺する』という手紙を受けとってから、師として友として、親しくつきあってきた井伏鱒二。」という内容紹介に興味を持ったのだ。

 

セール期間が終了すると通常価格に戻るのでKindle版は購入前に価格を確認することをおすすめします。

 

佐伯一麦『ノルゲ』(講談社文芸文庫)は、購入したのではなく帰省前の年末に何か読みたくなるかもと思いKindle Unlimitedの対象になっていたのでダウンロードしたのだけれど、年末年始は義実家でのんびりだらだらしただけで読書はしなかったので、1ページも読まなかった。

しかし、年明けに何気なくKindle Unlimitedの対象作品を確認したら、『ノルゲ』は対象から外れていた。『ノルゲ』だけでなくKindle Unlimitedの対象となっていた他の多くの講談社文芸文庫作品が現在は対象外となっている。ただし、Kindle Unlimitedの対象時にダウンロードした作品はそのままUnlimited作品として読むことが出来るらしく、私のKindleにはそのまま『ノルゲ』が入っているので、Kindle Unlimitedの会員であるうちに読もうと思って、今、読んでいる。

『ノルゲ』はあと少しで読み終えるのだが、こちらも年末まではKindle Unlimitedの対象作品だったのでダウンロード済み(現在はUnlimited対象外)の庄野潤三『夕べの雲』(講談社文芸文庫)は読み終えることができるかどうか微妙なところ。

 

Kindle Unlimitedで施川ユウキ『バーナード嬢曰く。』の1巻を読んだ後、『バーナード嬢曰く。【友情篇】』(REXコミックス)がKindle価格0円であることに気付いて購入したのだけど、この友情篇がよかった。私は『バーナード嬢曰く。』の1巻しか読んだことがなかったのだけど、友情篇は町田さわ子と神林しおりのエピソードをまとめたもので、1巻以降の二人の関係を知ることができた。町田さわ子と神林、よき百合の雰囲気が漂っているではないですか。知らなかった。現在出ている6巻までを俄然揃えたくなった。

記載したKindle版の価格は購入時のものです。セール等で価格が変わる場合があります。
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