あっという間に大晦日。結婚してから、どちらの実家にも帰省しない年末年始というのは、もしかしたら初めてかもしれない。夫はゲーム、私は読書。お互い好きなことをして、のんびり巣ごもる予定だ。
ツイッターで「#2020年の本ベスト約10冊」という面白いハッシュタグを見つけた。
読んだ本すべての感想をブログに書いているわけではないけれど、過去記事をざっと見つつ私の2020年の本ベスト約10冊を選んでみた。
今年はそんなにたくさん読めていないので、10冊も選べないだろうと思ったけれど、ちょうど10冊(『成城だより』と『成城だよりⅡ』を2冊とすると11冊)になった。
『春にして君を離れ』アガサ・クリスティー
『成城だより』&『成城だよりⅡ』大岡昇平
『AX』伊坂幸太郎
『犬が星見た ロシア旅行』武田百合子
『ことばの食卓』武田百合子
『愛のようだ』長嶋有
『月の満ち欠け』佐藤正午
『椋鳥日記』小沼丹
『細雪』谷崎潤一郎
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』村上春樹
アガサ・クリスティーの『春にして君を離れ』は衝撃的だった。武田百合子の『犬が星見た ロシア旅行』は十数年ぶりに読んだら前に読んだときよりもずっと面白かった。『ことばの食卓』は初めて読んだけれど、こちらもすごかった。長嶋有、佐藤正午、伊坂幸太郎、村上春樹といった好きな作家の作品を面白く読めたのは幸せ。驚いたのは『細雪』の面白さ。
昨年末に読んだ江國香織の『なかなか暮れない夏の夕暮れ』と長嶋有の『三の隣は五号室』も入れたかった。
ちなみに今は武田泰淳の『目まいのする散歩』を読んでいるのだけど、これがまた面白くてもったいないので他の本を間に挟みながらちょっとずつ読んでいる。
買った本(2020年買い納め本)
2020年の買い納め本は、柴崎友香『千の扉』(中公文庫)、村上春樹『女のいない男たち』(文春文庫)、『わたしのベスト3 作家が選ぶ名著名作』(毎日新聞出版)の3冊。
『千の扉』と『女のいない男たち』は、Kindle版もあるので少し迷ったけれど、どちらも紙の本で読みたい感じがしたので文庫本にした。
『千の扉』は、文庫化されているのに気付かなくて買いそびれていた。
『女のいない男たち』は久しぶりに読んだ『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』が面白かったので、それなら未読のこの本も読んでみようかという気になって購入。
『わたしのベスト3 作家が選ぶ名著名作』は、“毎日新聞書評欄「今週の本棚・この3冊」約20年分から選りすぐった、ベストセレクション”。
カバーと本文のイラストを描いているのは、和田誠さん。
本日発売のブックガイド「わたしのベスト3」は、好きな作家の著書を三作紹介し、和田誠さんが双方の似顔絵を描いて下さるという毎日新聞の贅沢なコラムを単行本化したものです。
レジナルド・ヒルについて書き、森絵都さんに書いて頂きました。
素晴らしいコラムが満載です。
是非、ご一読を‼︎ pic.twitter.com/kiSZwaF5NC— 佐藤多佳子 (@taka19621116) February 22, 2020
2/22発売「わたしのベスト3 作家が選ぶ名著名作」(毎日新聞社)にみうらじゅんの文章も再録されています。和田誠さんに似顔絵描いていただいてます! pic.twitter.com/5Qkkuf3JRv
— みうらじゅん公式サイト (@miurajun_net) February 20, 2020
遠藤周作氏とわたし。和田誠さんが描いてくださった幻のツーショット😊
児玉清さんとのイラストは本書でお確かめ下さいね。毎日新聞出版より「わたしのベスト3」発売中です。 pic.twitter.com/nzleBygYmN— 中江有里 yuri nakae (@yurinbow) February 22, 2020
私は毎日新聞(というか全ての新聞)を購読していないので、書評欄も読んだことはなく、どれも初めて読む内容なので楽しみ。